経歴・プロフィール
Biography
木村さちこSachiko Kimura
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1986年
秋田県秋田市生まれ(2023年4月現在37歳)
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2004年
秋田県立秋田高校卒業。
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2005年
東京大学文科Ⅰ類(法学部) に入学。第一高等学校・東京大学弁論部、東京大学歌劇団などで活動。(写真は2007年武蔵野文化会館『蝶々夫人』より)
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2010年
中央大学法科大学院(ロースクール)に進学。
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2013年
司法試験に合格。
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2015年
東京での司法修習を終えて、都内中堅法律事務所に入所。
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2016年
弁護士2年目にも関わらず、突然の妊娠判明。第一子長女、長男を続けて出産(1歳2ヶ月差の年子)。
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2023年
3月、台東区上野で独立開業。二児の母、現役弁護士として日々奮闘する毎日を送る。
政治家を志した理由
Aspiration
働きやすく子育てしやすい社会に
政治を志した理由は私の幼少期に遡ります。
少し長くなりますがお読みいただければ幸いです。
私、木村さちこ(木村佐知子)は、1986年2月、医師の父、教師の母のもとに生まれました。
母は、県立高校の英語教師で、フルタイムで働いていました。
そのため、当時保育園というシステムもまだ未熟だったと思われるところ、親戚でもなんでもない【近所のおばさん】のところに、私は日がな一日預けられて育ちました。
そのおばさんが、今思えば政治家の後援活動をしていたのでしょう。お宅には所狭しと、いろんな政治家のポスターや写真が飾られていました。
また、留守番のときのテレビは、NHK教育(Eテレという言葉もない時代)か、国会中継か、どちらかでした。今みたいにYouTubeもなかったので。
そんなこんなで前置きが長くなりましたが、私は小学生の頃から、国会中継をテレビで見て育つ子供でした。
子供ながらに見ていると、どうしてこう、こんなやる気のないおじさんたちが議員なんだろう、と幼心に思うものでした。また、どうして女性が少ないんだろう、とも。
また消費税増税(3%→5%)の反対運動をテレビで見て、【どうしてこんなに反対されていることを、やるんだろう】とも思ったのを強く覚えています。
それが政治との初めての接点だったと思います。
小学校、中学校では学級委員や生徒会役員、合唱部部長などを務め、成績も良かったのでいわゆる優等生でした。その一方で、教師の理不尽な指導には反発し、生徒の立場でかなり、もの言う生徒であったと思います。
高校1年生のときにはイラク戦争が起こり、平和を維持するための政治の役割について強く考えました。「正義のための戦争」という逆説的な言葉が当時叫ばれましたが、平和という理想を貫けない政治に疑問を抱き、学校新聞に意見記事を書きました。
その後、故郷秋田から上京し、東大弁論部に入るなど政治の道も考えていましたが、政治や選挙の現実に、【これは自分にはとても無理だ。時間とお金に余程余力のある二世議員とかじゃないと政治は無理なんだ。特にこの大都会東京では…】とずっと思っていました。
また、政治家になるよりも、自分で直接問題が解決できる弁護士の仕事にも魅力を感じるように。
大学時代にリーマン・ショックが起こり、企業に入ることが安心ではないと感じられたこと、また【手に職をつけなさい】との母や祖母(同じく教師)の言もあり、初心を貫きなんとか司法試験に合格(上位約10%)。祖母は、司法試験合格前に亡くなりました。
弁護士にようやくなったと思ったら、2年目で突然の妊娠、切迫早産に。仕事は強制終了(ドクターストップ)になり、寝たきり生活になりました。
その後無事に出産しますが、弁護士は自営業なので収入保証などはなく、弁護士2年目の年収は前年度の3分の1以下になりました。また、産休も育休もありません(経済的手当がない)。ついでに言うと出産手当金もありません。サラリーマン(労働者)と自営業者・フリーランスの法律上の待遇の違いにかなり、疑問を覚えるようになります。
また、その気持ちはその後、弁護士として、小規模事業者や中小企業の相談を多く受ける中でも、強くなっていきます。
また働きながら子育て(1歳2ヶ月差の年子)をする中で、【なぜ、共働きなのにワンオペなのか…!?】という男女の働き方、家事育児時間の差などに疑問を覚えるように。
自分の生活の中で、弁護士としての仕事の中で、政治・今の制度の問題点に徐々に触れていきます。
都心のマンション住まいで、田舎とは違って地域の繋がりなども感じられない中、新型コロナウイルスの感染拡大に直面。
子育てを誰にも頼れない孤独、県を跨いだ移動の禁止や他の数えきれない【禁止】、子供たちが隣県に住む祖父母に会えないのはなんでなの、と涙ながらに訴えてきたりと母子共にストレスを抱える日々。
それまでも色々疑問はあったが、ここで、自分が当事者として、政治の影響力に真正面から、直面。
そんな中、【子供の行事は全部中止になったのにオリンピックは強行される(満足な説明もなしに)】など、子育て当事者として、政治の矛盾に心から憤りを覚えました。
そして、今まで私が抱えてきた生活への疑問も、生き辛さも、全部、実は政治の問題だったのに、元々政治には子供の頃から関心があった自分すら、政治への参加をいつしか諦めてしまって、どこか人任せにしてしまっていたこと、それがきっとこの現状にどこかで結びついていることに気付き、呆然としました。
そのような経緯で政治が子育て世代、現役世代、若者世代に全く無理解ではないか、私たちの声が蚊帳の外に置かれすぎていないか、との強い思いを新たにしていたところ、「地方から日本を変えていく」「次世代への徹底投資」を掲げる日本維新の会の理念に共感し、またご縁があったことからもはや自分の子供たちにとっては故郷となったこの台東区で、区政への挑戦を決意した次第です。
政策提言
Mission
- 木村さちこの子育て政策
- 児童手当など、子育て関係の給付に課されている所得制限撤廃を国に求め、区内においては所得制限撤廃と同じ効果となるような区独自の上乗せ給付を提言します(実現中)。
- ファミリーサポートを充実させ、安心して子どもを預けられるよう、保険・約款の整備を行います。
- 台東区で配布されている父子手帳の交付率向上や区内男性の育児休暇取得率向上を目指し、核家族ファミリーで重要な役割を担うパパのサポートを充実させます。
- 出産前や育休中のサポートのみならず、地域でのつながりが感じられにくい現代の都市社会の中で、仕事復帰後のママ・パパの居場所づくり、ネットワークづくりに取り組みます。
- 待機児童ゼロの先にある保育の質向上、人員配置の見直しに取り組みます。
- 日本維新の会の党是である「次世代への徹底投資」の下に、働き方にかかわらない、出産・育児に関する費用の無償化を国とも連携し、進めます。
- 木村さちこの教育政策
- 大阪市で実施している塾代助成制度を参考に、公教育以外の塾や習い事に使えるクーポンを支給するほか、給食費(保育園の副食費含む)の恒久的無償化にも取り組みます。
- スクールロイヤーの配置促進やPTA活動の適正化及び負担軽減など、いじめ問題・PTA問題・放課後問題といった現代の小中学校の問題へ取り組みます。
- 公立学童に待機児童問題があることの実態調査を行い、民間やシルバー人材の活用により、預かり時間の延長、定員の拡大含む公立学童の役割の見直しを行います。児童が慣れ親しんだ場所で遊び、学べる時間を確保します。
- 教育労働現場の実態を調査し、優秀な人材を公教育の現場に確保できるよう、人員配置の適正化・その他の待遇改善を国とも連携して進めます。
- 木村さちこの地域コミュニティ政策
- ファミリー世代が住み続けられる住環境の整備(ファミリー用物件の誘致等)を率先して行います。
- 町会組織と新規住民がいっそう交流を図ることができるよう、町会のSNS発信、行事案内のICT化などの促進を行います。
- 木村さちこの議員改革・議会改革
- 多くの区民がコロナ禍・物価高で困っている現状に鑑み、議員報酬の2割カットを率先して行います。
- コロナ禍で認められた地方議会の委員会のオンライン化を台東区でも実現し、育児・介護等のやむを得ない事由でもオンライン出席が認められるよう改革します。
- 公式・非公式双方の打ち合わせについてもオンライン化・時短化を進め、子育て中など時間の制約がある人でも議員を目指す人が増えるような環境整備を進めます。
- 何をやっているかわからない、と言われることのないよう、議会のオンライン配信の充実や秘密会の廃止のほか、木村さちこ自ら積極的に発信し、情報公開を徹底します。